秋刀魚
あれだけ暑かった夏がそろそろ終わる気配がしてきました。台風一過もあり、来週前半までは暑さが復活するようですが、何となくジェットコースターのように季節が変わる予感が…個人的な希望もありますが
ただ、海面水温を見ると日本の周りはまだ30℃もある状況です。少しずつ北の海の温度は下がってきていますが、また急に夏の暑さが戻って来るかもしれませんね。
4日から5日にかけて台風15号が日本の広い範囲に被害をもたらしましたが、海面水温が高いと台風が発達しやすいようなので、これからの季節、台風には注意が必要かもしれません!
秋の足音が聞こえてくるとまず最初に気になるのが秋刀魚のニュースです。最近は、秋刀魚が獲れないっていう話が秋の話題のトップニュースになっている感じがありますが(笑)。昨年は地元八戸港に50トンの秋刀魚が久々に水揚げされたという嬉しいニュースもありましたが。秋刀魚の不漁は調べてみると、だいぶ前からで、2010年ぐらいから年々深刻化してきているようです。海水温が上がったからとか、そもそも獲りすぎで秋刀魚がいないとか言われています。
しかも、最近の秋刀魚はかなり痩せ細っていて…美味しい塩焼きもいざ食べようと思うと更に細くなってしまい、可哀想に思ってしまうぐらいでした。でも今年の秋刀魚は例年とは違い、なかなかいいですね。大ぶりで脂も乗っていてすごく嬉しかったですねー。食欲をそそる「容姿」でした(笑)。あまり秋刀魚一尾の重さは気にしたことがないのですが、今年の秋刀魚は平均で130〜140g/一尾ぐらいとのことで、ここ数年の秋刀魚と比べると20gほど大きいようです。何と15%増量です(笑)
こうなれば食べるしかないですね!
皆さんはもう召し上がりましたか?シーズン当初は獲れたけど、その後は思うように漁獲高が伸びない…という年も多いので、今年まだ召し上がっていない方は、今のうちに早く食べておくことをおすすめします!秋刀魚はお刺身も美味しいですが、私はやっぱり塩焼きが大好きです。
脂のたっぷり乗った秋刀魚を皮をパリッと焼く秘訣をお教えすると、塩の振り方がポイントです!お塩を秋刀魚の上から全体的にまんべんなく振りかけ、しかも振るだけではなく、馴染ませるように軽く擦り込む、これで「皮パリ秋刀魚」の出来上がりです。皆さんのご家庭ではどうされているかわかりませんが、かぼすやすだち、シークワサーを一絞りするのも…年々、秋という季節が短く、わかりにくくなってきた感じがしますが、梨、柿、栗、松茸などと同じように、季節の旬の味のこの秋刀魚の塩焼きは無くなって欲しくないですね。過去最高に暑かった夏だったので、秋の味覚にどう影響するか心配はありますが、私の名前にもある「あき」、今年は積極的に秋の味覚を楽しみたいと思います!