心が疲れた時は…
まずは先日の大雨による被害のあった地域の方々にはこの場を借りてお見舞い申し上げます。梅雨明け間際には例年被害が増えることもあり、これ以上被害が出ないように祈るばかりです。一方で、本州を中心に、猛暑は一段と厳しさを増していて、熱中症で体調を悪くしたり、お亡くなりになる方もいらっしゃるので、少しでも体調悪い時は絶対皆さん無理しないようにしてください。
暑さで身体もバテている方は多いですが、皆さんの心は元気ですか?コロナで閉じ込められていた生活が一変し、夏休みに入ったこともあり、一気に街に人が増えましたよね。人との距離が縮まり、接触頻度も増えているので、色々と心が疲れてきている方も多いのではないかと…
今日はそんな方々を少しでも元気に出来ればと…
皆さん、瀬戸内寂聴さんてご存知ですよね。僧侶であり、小説家であった方で、その人生も一言で言うと波瀾万丈な人生を歩んだ方です。その瀬戸内寂聴さんは数々の名言を残していらっしゃっていて、そのひとつに
「あなたは苦しんだ分だけ愛の深い人に育っているんですよ」という言葉があるのを知りました。
何か辛いことや嫌なことがあると、なんで自分だけがとかついつい考えてしまうことってありませんか?でも辛い思いをした人は人の心の痛みがわかるから、辛い思いをした分だけ人に愛を注げる、優しい人になるという意味なんですよね。辛いという思いを決してただマイナスに捉えるのではなく、人に対してその分優しくなれるんだって前向きに考える…ちょっと考えさせられる言葉です。
ただ、辛いことがあった時に、当事者である自分自身を振り返ってこんなふうに思えるなんて簡単なことではないですよねー。でも、そんな時に身近に自分の鏡になってくれる人がいたら…皆さん、何か1人で背負っていることないですか?私自身もそういうところがあるのですが、1人で背負っちゃ絶対ダメですよね。
自分しかこの辛さや苦しみはわからない、自分だけで解決しないと、と思うのではなく…辛い時は辛いと声をあげる、回りの人に相談する、これがとても大事なのではないかと思います!
何でも相談して、時にはあなたが悪いって言ってくれる人、こんな人がそばにいるといいですよね。
そんな人の助けを借りて、心のピンチから立ち直ることが出来れば、寂静さんの言葉のように、以前よりも人の気持ちがわかる、愛の深い人間になれるのではないかと思いました。仕事に子育て、職場や学校での人間関係や家族関係、人と関われば関わるほど楽しいこととともに、色々なことがありますよね。でもそうしたことも、きっといつか自分のことを成長させてくれるんだと思い、私自身も日々過ごしていこうとと思いました!そして、回りの方にとって良き鏡になれるように…