夏の風物詩

梅雨らしい気候が続いてますが、皆さん体調は崩されていないでしょうか?夏の突き刺す陽射しの日があると思えば、鬱陶しい湿度の高い日もあったり、突然の大雨や雷雨など変わりやすい天候に洋服なども何を着たらいいのやらとお悩みの方も多いのでは…
そうはいいながらももう目の前に夏は来ていますね。
先週、ここ八戸では、夏の風物詩のひとつである八戸七夕まつりが開かれました。これまでは大型飾りを競い、楽しむ七夕まつりでしたが、今年からは少し趣向を変えて市民手作りの飾りや企業協賛の飾りが出展される七夕まつりとして開催されました。今年のイベントはこれまで以上に多くの地元の方が参加され、手作り感満載の地元の夏祭りという感じの祭りになったような気がします。
七夕まつりが終わるとやってくるのは、八戸三社大祭ですね。7月31日から8月4日まで開催される八戸最大のお祭りです。
八戸三社大祭は300年の歴史を持つお祭りで、その起源は凶作に悩む八戸の有力者たちが天候の回復と豊作を現在のおがみ神社に祈願したところ無事秋の収穫を迎えられたことから、その御礼としてお神輿を建造したことから始まるようです。
その後、地元の三つの神社、おがみ神社、長者山新羅神社、神明宮の神社が参加するお祭りになったようです。色々と調べてみると、もともとは八戸藩の重要なお祭りだったものの、廃藩置県でその存続が難しくなる中で、三社によるお祭りとしてその氏子さんの力を借りることで存続を図ろうとしたようです。あるのが当たり前の三社大祭にそんな危機があったそうです。

このお祭りの一番の見所は、何と言っても神輿行列と豪華絢爛な27台の山車。中でも、前夜祭と後夜祭では27台の山車が一堂に会する光景を見ることが出来るのですが、そのライトアップされた山車は見るものを圧倒する雰囲気があります。歴史文化日本夜景遺産にも登録されているほどで是非一度皆さんにも見て頂きたいです!
東北のお祭りは、ここ八戸の三社大祭を皮切りにスタートします。津軽の青森ねぶた祭り、五所川原の立佞武多、弘前のねぷた祭りだけでなく、秋田の竿燈まつり、山形花笠祭り、盛岡さんさ踊り、仙台七夕まつりなど東北各県を代表するお祭りが目白押しです。どのお祭りも歴史あるお祭りですが、この八戸の三社大祭も見る人を惹き込む魅力たっぷりなお祭りですので、是非、八戸にもお越し頂きたいと思います。夏の風物詩である東北各県のお祭りをぐるっと巡る旅なんていうのも楽しいかもしれません!