お米とお天気

8月もあとわずかになりましたが、ほんと暑い日が続いていますよね。最近ではス―パーへの買い出しも保冷剤や氷なしだとちょっと危険ですよね。クルマに食材を置いておくなんてことはとても怖くてできない感じで。。。暑さとともにゲリラ豪雨も頻繁に表れていて、今年は例年以上に全国各地での大雨警報等が多いのがすごく気になります。そして、台風も…。今発生している台風10号については明日ぐらいから九州地方から日本列島に沿って北上する見込みで、予想最大瞬間風速は60メートルとトラックが横転するぐらいの風と大量の雨が予想されています。
台風による被害も想定されるので、皆さん、命優先で事前に用意できることは早めに済ませておいてくださいね。

今はこうして今年の暑さやゲリラ豪雨、台風のことを気にしていますが、今の私たちの生活には去年の天候の影響も顕著に出ているんですよね。その1つがお米不足です。
去年の天候については皆さんも覚えていると思いますが、記録的な高温と水不足で、美味しいお米の産地である新潟とか秋田とかはお米が例年よりも量がとれなかったり、お米の品質が落ちたりしたんですよね。特に、美味しいお米の産地で有名な新潟では、コシヒカリを生産する農家さんは大きな被害を受けたようです。高温障害が起きるとお米が白く濁る現象が起きて、これだけでは味等は大きく変わらないようですが、お米の評価である等級が下がってしまうそうです。もともと、お米はご存じのように国によって生産調整ということが行われているので、全体の生産量がコロナの影響を受けて生産を減らしていたところへ、パン等の値上がりでお米食に戻ってきたり、そもそも海外からも多くの人が円安で訪日してることで消費が増えたことも影響しているようです。今回のお米不足は気候の影響も大きいですが、色々な要素が重なっているようです。
飲食店を営むものにとっては、お米はほんと貴重なものです。様々な食材の美味しさを引き出してくれるんです。存在感があるにもかかわらず、自分を主張することなく美味しい料理にあわせてくれる、日本酒がお料理に合うのももしかすると、その素がお米だからかもしれませんね。カレーもそうですし、焼き肉も何故か無性に私はお米が食べたくなります(笑)。皆さんはいかがですか?
夏の暑さが尋常じゃなかったり、大雨の被害が出たり、秋が近づくにつれて台風の上陸などがニュースで流れると、自分のエリアだけではなく、日頃お世話になっているお米の農家さんや収穫を待っている野菜やりぶどう、梨、りんご、柿などの果物を作っていらっしゃる農家の皆さんのことが気になってしまいます。台風10号による被害がなく、手塩にかけて育ててきた大切なものが無事収穫されることをほんと願うばかりです。そして、今年、来年の私たちの食卓に美味しいお米や野菜や果物が並ぶことを今年も心から祈っています。